夢のとなりで―新庄剛志と過ごしたアメリカ滞在記

夢のとなりで―新庄剛志と過ごしたアメリカ滞在記
小島 克典 (著)
STRIDE BOOKS series
単行本: 122 p ; サイズ(cm): 24
出版社: メディアート出版 ; ISBN: 4916109783 ; (2004/03)
価格: ¥1,200
昨日のニュースステーションに出てましたね、新庄クン。
なんというか、その風貌から言動から色モノ的あつかいを受けがちな彼ですが、じっくり話を聴いてみるとものすごいまともなんですよね。
まあ、そのファッション性やら言動の一部をいいように抽出されてしまうその“扱い”が彼にとってよいことなのか悪いことなのかはなんともいえませんが、個人的にはその存在の“軽さ”がなんとももったいなぁと思ってしまいます。
で、この本について。
「芝生の上に寝転んで」というタイトルを聞けばピンとくる方もいらっしゃるかもしれません。nikkansports.comに連載していたコラムに加筆、修正、書き下ろしを加えたものです。
筆者は横浜ベイスターズの通訳兼広報を経て、2002年から新庄の通訳として、サンフランシスコ・ジャイアンツ、ニューヨーク・メッツに所属(現在はフリーライター?)。
新庄とともに過ごしたメジャーでの2年間を綴ったものです。コラムのひとつひとつは800字程度にまとまっていて大変読みやすいです(54のコラムで編成)。この人、コラムが上手ですね。
この本を読むと冒頭で申した、彼の人間としてのまともさがよくわかります。野球への真摯な取り組みも垣間見られます。非常にまじめな人なんだけど、あの外見やリップサービスから角度の微妙にズレた人気になるんでしょうね。
(何度もいうようですが、それが彼にとってよいことなのか悪いことなのかはなんともいえません)
作られていない“素”の新庄を丁寧に描写するだけにとどまらず、メジャーの舞台裏も覗かせてくれる秀逸なコラムが満載です。
新庄に関心のある方もない方も、すべてのベースボールファン必読の本といえるのではないでしょうか。球春を待ちながら、芝生の上に寝転んで読んだら最高でしょう。
で、彼の存在の“軽さ”という個人的見解ですが、これは実績でカバーしていただくほかありませんね。
なんてったって敬遠の球をサヨナラヒットにしてしまったり、かの野村克也をして本気で打者と投手の兼用を考えせしむセンスですから、個人タイトルはむずかしいとしても(!?)、記憶に残る魅せるプレーで例の悪名高きプレーオフ進出に貢献して、ぜひチームをリーグ優勝もう一歩というところまで導いて欲しいものです(優勝は王ダイエーですが<笑>)
しかし、この装丁・岡田航也のイラストと申し分ないんだけど、この帯はどうなんだろー。僕には判断不能です…

縦巻きに帯がついてます(^^;)
満足度:★★★★☆
(“質”という意味では星5つ。もうちょっと“量”を読みたかった、で星4つ)

Comments
好評価ありがとやんした~。
エディトリアルデザインはどうかと
思いますがね。。。
Posted by: おかえもん | 2004.03.18 at 07:06 PM
いやいやホントよい本でしたよ。
> エディトリアルデザインはどうかと
> 思いますがね。。。
うふふ、ノーコメント(笑)
Posted by: なお、 | 2004.03.19 at 02:26 AM