2005.02.18

(続々)羊たちの怪人

善福寺のチェリストYoshiokaさんがわたくしめの雑な文章を大変わかりやすく補足してくれました。おまけに

Dr.ハンニバル レクター = オペラ座の怪人 = 野獣(美女と野獣)

と新たな説を加えていただきました。なるほどなるほど。

Dr.ハンニバル レクターのおそらく最後の物語になるであろう「ハンニバル」。この「ハンニバル」、原作と映画ではエンディングが異なると前回書きましたが、Yoshiokaさん説を恋愛の成就という観点からさらに発展させてみますと次のようになるのではないでしょうか。

〔原作〕
Dr.ハンニバル レクター = 野獣(美女と野獣)

〔映画〕
Dr.ハンニバル レクター = オペラ座の怪人

う〜む、だんだん整理されてきましたね。ためになるblogだなぁ(笑)

さて、Yoshiokaさんの記事ですが最後にこうまとめておられます。

そんなふうに考えていると、「オペラ座の怪人」などは日本の劇場の大半を埋める女たちではなく、大人の男こそ涙して観るべき作品ではないかという気がするのであります。

おもわずうなずいてしまいました、だんだん「老い」へとシフトチェンジしつつある一個人としては(笑)

ところでこういうお話って日本古来の物語にはないような気がするのですがどうでしょうか? あるんですかね?

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2005.02.17

(続)羊たちの怪人

Dr.ハンニバル レクター = オペラ座の怪人 説に1件のコメントと多数のココロの声をいただきましたので(笑)簡単ではございますが自論を展開してみたいと思います。

  • お二人とも天才である(レオナルドダビンチ的天才性)
  • 目的のためなら殺人も厭わない
  • 惚れた女の能力を十二分にひきだし更なる高みへ導くことができる
  • でもその女性への求愛方法が一般的でない、というかヘンテコリンで惹かれるどころか逆に引かれる
  • 当然の帰結としてフラレル(「ハンニバル」については映画版シナリオ)

どう? 似てるでしょ?

ちょっとネタバレですが、小説の「ハンニバル」は映画のそれとは結末が異なるのですが僕はどちらの結末も好きです。


ハンニバル〈上〉/新潮文庫/トマス ハリス (著)


ハンニバル スペシャルプライス版/リドリー スコット(監督)

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2005.02.06

羊たちの怪人

そうかっ、

Dr.ハンニバル レクター = オペラ座の怪人

だったんだっ!!


羊たちの沈黙〈特別編〉


そのうち機会があったらもっと詳しく。

追:
詳しく書いてみました

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2005.01.21

あの~ちょっとよろしいでしょうかぁ

ドラマ「富豪刑事」。期待通りの楽しさです。
その魅力のひとつは富豪が刑事というありえない設定。
捜査のためならお金に糸目をつけません。費用は自腹で出しちゃいます。

富豪刑事原作では主人公は男性みたい。キャデラックを乗り廻し、ハバナの葉巻をくわえてるらしいです。富豪というより成金な感じ。筒井康隆著。
で、やっぱり捜査費用は自腹で払うのですが、事件を解決するたびにどんどん儲かってしまうそうです。
すごいです。お金はお金を呼ぶんですね。
こんな設定でもきっちりミステリー仕立て。おさえておきたい一冊。僕もこれから読みます。

魅力のふたつめは深田恭子。今こういうとぼけたお嬢様をやらせて右に出るものはいないでしょう。

スクリプトにもうちょっと力があればなぁという感じですが、今後に期待です。

打ち合わせに煮詰まったときに

あの~ちょっとよろしいでしょうかぁ

と名案を出すのが流行りそうです。

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2004.12.30

ぐらんつーりすも

ゲームを発売日に買うなんて考えられないことなのですが Gran Turismo 4 を購入しました。


グランツーリスモ4

とにかくいい加減なドライビングをすると上手に走ってくれないということで有名。ものすごくよくできたドライビングシミュレーターといっても過言ではないらしい。
実際の車のデータをベースにしてその車独自の挙動を再現していることでゲームファンのみならず車ファンからも絶大な支持を受けているようです。今作は80の自動車メーカー、1986年から2004年までの500台以上の車種が収録。そのこだわりのためか製作が遅れに遅れついに2004年の年末を迎えてしまいました。
他聞に伝聞形が多いのは実は1~3をやっていないから。そんな僕にプレステ2まで買わせる評判力はみごと。

BMWからは話題の1シリーズをはじめ10数車種。2005年発売の(!)320i、M3、M5に乗り込むことができるという力の入れようはすごい。SonyもBMWも本気なんです、って宣言が集約されているよう。

ここまで書いてまだ未開封。はまるのが怖いんだもの。

まあとにかく興味がある方は公式サイトを覗いてみたらどうでしょ。デモムービー(サイトの「Download」メニュー)を見るだけでたまげますよ。

車好きの黒田慶樹さんも購入したかなぁ。

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2004.12.27

夜のドライブ

ストレスがたまるとどうもクルマを走らせたくなるわけです。でもクルマ通勤でもないし、家に帰ってくると出かけるのが億劫だし、酒が入っていたら完全にNGだし、となかなか難しいわけです。
そんなあなたにこちらをオススメ。


首都高バトル0

凄いです。首都高速が完全に再現されています。そうそうここがこうなってああなってあー銀座の二車線の真ん中に壁があるよなーあそこがスリリングでさぁ江戸橋~箱崎はやっぱ走りにくよなぁ環状外周りの新宿線への入り方はわかりにくいよなぁ、なんて250km/hというありえないスピードで走れるわけです。うぎゃーストレス解消! レース二の次でぐるぐる走ってるわけです。た、たのしい。
ちなみにコースは環状線(C1)、新環状(台場、有明方面ね)、湾岸線、横羽線を網羅。

このゲームの後継に


首都高バトル 01

があるのですが、こちらは大阪、名古屋も網羅しているみたい。でもAmazonの投稿の評価は今ひとつ。大阪、名古屋の高速を走る予定もないので「0」を選択しました。

首都高が嫌い・苦手って方もシミュレーションソフトとしてどうでしょうか?(ソンナヤツハイナイダロウ)

■公式サイト
首都高バトル0
首都高バトル01

ってずいぶん昔に発売されたゲームなんですけどね。いまさらながらはまってるわけです。これをやりたくてわざわざPS2を買う僕みたいな人ってレアなんでしょうね。
もちろん28日にいよいよ(ホントいよいよ)発売されるあれを見越しての購入なんですがね。ゲーム下手なのにね…


グランツーリスモ4

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2004.11.28

時代劇=鎌倉時代から江戸時代にわたる風俗に根ざす生活環境を舞台にした演劇またはチャンバラ劇、刀が重要な小道具になることが多いです、しかも銃器といった飛び道具よりつおいんです

座頭市』を観ていたら無性に『用心棒』が観たくなってしまった。三船もいいんだけど仲代達矢もうなるほどかっこいい。ラストシーンも驚愕モノ! 時間みつけてじっくり観るとするか。


用心棒

なんだかジャケットが絵にならないなぁ、真っ赤だし、、、

という訳でこちらも掲載。北野監督、面白かったですよ。また時代劇作ってください。

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2004.08.31

器具

実家の引越でいろいろ整理していたらこんな器具を発見。

P505iS0003145981.jpg

うわ、懐かしい。シェーカーぢゃないですか。高校生のころ買った品ですな(なぜ高校生がこんなモノを買う必要があるのかはさらっと置いといて)。あの頃は本気でバーテンダーになりたかったもんなぁ。
でも、これ↓に影響された訳ではないですよ。


カクテル

もっと銀座なBarに憧れていた訳です。
といいつつ、上の映画とこれ↓を2本立てで観たりもしてましたっけ。


ハスラー2

おかげでいまだにストーリーがごった煮になってたりしてます。
普通のBar経営にあきたらなくなった主人公がカリブ海でリフレッシュ休暇をとったあとPool Barを開いてバーテンなのにビリヤードも強くってがっぽり儲けるお話
でしたっけ???

Pool Barにも入りびたりだったなぁ。1987年くらいの出来事。

そんなちゃらい世代をリードしてきたトム様も今では立派なプロデューサー。サムライ映画なぞつくったりしてやっぱり我々をひっぱってくれてる訳です。
どうにも間がもたなくて、結局、最後まで観ることができませんでしたが…

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映画 アダプテーション

アダプテーション」を観ました。
マルコヴィッチの穴」のスパイク・ジョーンズとチャーリー・カウフマンの最新作です。


アダプテーション

スランプに陥った自虐傾向のある脚本家(ニコラス・ケイジ)が手がける脚本は「蘭」を偏狭的に愛する男(クリス・クーパー)を描いた原作本。脚本家とその双子の弟が繰り広げる奇妙な兄弟愛と蘭に惹かれる男に惹かれる女性原作者(メリル・ストリープ)の不倫が微妙に絡み合い、最後には対峙することになってしまうという2つのストーリーが織り成す劇中劇。
暴力・アクション・カーチェイスは登場させない、主人公が成長する物語なんてまっぴらごめん、というポリシーをもった脚本家が結局は・・・
いやーたまたま手に取ったDVDにしては大満足の一本。
基本的にハリウッド映画を軽くみる傾向がある僕ですが、こういう映画をみせられるとアメリカ映画の底力を感じない訳にはいかない訳です。
アメリカンビューティー」来、アメリカ映画のよさを再認識した作品。「英雄 ~HERO~」を越え今年の僕のベスト作品。おすすめです。


マルコヴィッチの穴


アメリカン・ビューティー

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2004.08.17

ラストサムライ、ラストまでの長い道のり

う~んどうなんだろ、ラストサムライ。
ちょうど1時間くらい経過したところでどうしてもそれ以上観る気がしないんです。
そこはこんなシーン。

小雪が自分の夫を殺したトムくんと(監視を目的だが)これ以上一緒に暮らすことはツライと兄の渡辺謙に訴える

きっと当初目的が達成できずトムくんに惹かれていく自分を畏れブレーキをかけようとする小雪の美徳が垣間見られるとってもいいシーンなんだと思います。

が、どうしてもストップ。
む~テンポがだめなのかストーリーがそそられないのか。この先に血沸き肉踊るような展開があるんですか。すごい感動なのですか。

どなたか「いやいやこれからものすごいことになるからぜひみるべき」ってリコメンドをいただけないでしょうか。そでないとここで断念です。

レンタル期限は今週の土曜です。
こんなこと書いているのにアマゾンのリンクを貼ってる卑怯ぶりです。

ラスト サムライ

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2004.07.25

VJ用の、

ibookがおちた。
p505is0001114336.jpg
追記:
適宜更新さんに紹介された写真家気分だけビジュアルジョッキィさん。お名前のとおりVJもやる方です。映像素材がかっちょよくて、操作も楽しそうだったのでじーっとみていたら触らせてくれました。あんだけ質問したり、おお、とか、ああ、とか言っていたら面倒ですものね、楽しみ奪っちゃってゴメンナサイでした・・・
それからおよそ1時間ガチャガチャガチャガチャと操作しまくり。で、負荷かけすぎてフリーズ…
気分だけビジュアルジョッキィさん、ゴメンナサイ…また飲みましょうね。
VJもDJも楽しそうだ。

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2004.06.27

キリクと魔女

キリクと魔女

一言でいうなれば

無垢な魂がボタンを掛け違えてしまった猜疑心溢れる世界を救う

という物語。
清水義範の名作「国語入試問題必勝法」の家庭教師ならば「正解!」といってくれると思いますが、もちろん75分の濃厚な物語を一言でいっても仕方ないわけです。

Amazon.co.jp

主人公はアフリカの小さな村で生まれた赤ん坊、キリク。村は、魔女カラバによる呪いに苦しまされていた。「どうして魔女は意地悪なの?」好奇心いっぱいのキリクは、その行動力で村人たちを助け、賢者を求めて旅をし、やがて魔女の謎を解いてゆく。
ミッシェル・オスロ監督によるこの長編アニメーションは、フランスで異例の大ヒットを記録した。音楽にユッスー・ンドゥールが参加している。日本ではスタジオジブリがその配給をバックアップ。日本語版は高畑勲監督による演出のもと、魔女カラバ役に浅野温子、キリク役には『千と千尋の神隠し』にも声の出演をした神木隆之介という絶妙のキャストが実現した。
最近の日本のアニメではあまり見られなくなってしまったタイプの、神話的世界観のなかで展開される教訓的なお話は、子どもと一緒に楽しむのにぴったり。鮮やかな色彩で生命感あふれるビジュアルが強く印象に残る。(安川正吾)

なにがすばらしいって絵がすばらしい! ゴーギャンがアニメーションを作ったらこうなるのでは、といってもいい過ぎではないと思われます。
はっとする表現の連続には普段見慣れたアニメーションとはちょっと違った異文化を体感できます。日本での配給はスタジオジブリですが、もちろんジブリとは違いますし、ディズニーとも異なります。
表現の見聞を広げるには格好ソフトです。すべてのクリエーター必見です。もちろん、親子で楽しむのが一番のオススメですけどね。


国語入試問題必勝法


ポール・ゴーガン―1848-1903


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2004.05.05

DVD「東京スキャナー」

20040504_115215_0.jpg
いきなり引用でアレですが、

■東京スキャナー
六本木ヒルズ記念展「世界都市」展にて上映された作品、『東京スキャナー』。
その会場でハイビジョン上映され、話題を呼んだのがこの作品です。ほぼ全編がハイビジョン空撮という異色作であり、上空からの「眼」によって捉えられてゆく「都市=東京」の姿観る者に不思議な感覚を引き起こさせます。(17min.)
監督:松宏彰 監修:押井守
定価:3,000円 (税込) 発行元:森ビル
引用元

東京スキャナー
定価:\3,000(税別)
監修/押井守 “東京をスキャンする”をテーマにし、ほぼ全編ハイビジョン空撮の異色作。旧約聖書のソドムとゴモラをモチーフに神が上空に降りてきて東京の町を見下ろす、という神の視点で描かれている。しかし、同時にそれは偵察機による恐ろしいほど鮮明な映像世界でもあるという。自分の知らないところで上空から覗かれているかも知れないと思うと、恐怖を覚えずにはいられない異色作。
TOKYO SCANNER(C)2003 Mori Building Co.,Ltd. All Rights Reserved.
六本木ヒルズ内にて販売中
引用元

とっても興味深かったので購入しました。みてみました。

要はただの東京の空撮映像です(笑) 東京湾からぐるっと東京を一周して六本木ヒルズに到着するおよそ20分のフライトの旅。
ただ、カメラの性能がとてつもなく進歩しているので、上空数千メートルの空撮からいっきにヒトの顔が判別できるくらいズームする映像がみられます。これはすごい!
見る側という立場からみれば「神の視点」といえるでしょうし、見られる側からすれば「いつでも狙撃され得るちっぽけな自己」という認識をわれわれにもたらしてくれます。

雑感をいくつか。
・旧約聖書「創世記」の引用からはじまり、建物やヒトをスキャンする演出はまさに押井ワールド。パトレイバーな感じでしょうか。
・季節は晩秋から初冬にかけてだと思うのですが、できれば初夏の緑豊かな風景をみたかったですね。撮影時の風景がちょい汚い感じ(ま、東京そのものが汚いといえばそれまでですが)
・マジカル都市東京って切り口でみせる荒俣宏、荒廃的夜の街って演出でみせる村上龍、20世紀少年的側面からの浦沢直樹バージョンなんてのもみてみたい気がしました(笑)

どうやら六本木ヒルズでしか買えないようです。買える場所

森アーツセンターエントランスフロア
ウエストウォーク 3F
営業時間: 10:00am ~10:00pm
電話番号: 03 - 6406 - 6280
http://www.macmuseumshop.com/


空撮とは対極の川面からの視線という切り口で東京をきりとったのがこちら↓の作品。

■東京静脈
六本木ヒルズ記念展「世界都市」展にて上映された作品、『東京静脈』。
「普段みることのない角度からの都市・東京」というコンセプトで、都心を流れる神田川からの視点で、知られざる<東京>の一面を切り取り、画面に提示しています。(11min.)
監督:野田真外 監修:押井守
定価:3,150円 (税込) 発行元:グラナーテ
引用元

これも興味深いですね。
こちらは「発行元:グラナーテ」のサイトから注文ができます。

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2004.03.12

「岡、エースをねらえ」

これを書くと非難轟々なんでしょうが(げんに“このこと”を周りの人間に話をしたところ非難轟々だったので、でも、まぁ、批判を恐れずに書きますよ)ドラマ「エースをねらえ!」は最高によかった!!
今シーズンのドラマで最後まで全部みたのはこれ一本でしたね(あとは全部脱落…)

はじめはネタでしかなくて、どう作るのかお手並み拝見、さんざんコケにするぜ、馬鹿にするぜ、ってなスタンスでみはじめたのですが、実はこれが凄かった…
確かに第一回目はひどかった。配役が笑えた。テニスがひどかった。特殊効果がヘボかった。
しかし、2回目3回目とみていくうちに、そんなもんは全部どうでもよいような気がしてきたんですね。特殊効果なんかどうでもいいじゃない。テニスなんかへたでもいいじゃない。おまけに配役もだんだんハマってるようにみえてきて…
なにがよいって、テンポが非常によい、このドラマ独自の設定も実によくできてますし、シナリオも秀逸なんですね。

もちろん、シナリオがよいっていうは、原作マンガで証明されていることなのでことさら褒めるのもどうかとは思いますが、それでも「あずみ」の例を出すまでもなく(おっとこれも上戸彩主演ですが)基本的なスタンスや演出を誤ると変な方向に、とんでもないものになっちゃうじゃないですか。

このお話って、師弟愛、同年代の愛、同性愛(って直接的にそう描いてはいませんが)の「愛」がテーマで、そこに「努力・友情・勝利」がミックスされるのですが、それを実に丁寧、かつ、テンポよく描いているんですね。

話はちょいとそれますが、上戸彩は「あずみ」でやっちゃったし、「エースをねらえ」ではきっとコケるし、「インストール」もあぶなっかしいし、おいおいなんで原作が有名なものだけ出演させてるんだ、だれかこの子のプロモーションしっかりやってやれよ、なんて思ったくらいでした。
でも、このドラマをみるかきり大丈夫ですね、仮に「インストール」でこけても大丈夫。それくらいこのドラマで女を上げた(!?)

で、このドラマですが、よくぞたったの9回で『宗方仁の病室での「岡、エースをねらえ」』までもっていった! 拍手モノですよ、ホントすごい! たいしたもんだ、パチパチパチ。

…とここまで書いても、みていないヒトにはきっと伝わらないと思うので、全部をみたヒトたちだけで、内輪で盛り上がりたいと思います。
岡、エースをねらえ~~~!

って熱いな俺、『英雄』のエントリー以来だなこりゃ(笑)

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2004.02.25

映画「ペイチェック 消された記憶」

ベン・アフレックの“消したい記憶”はあの人との…(sanspo.com)

映画「ペイチェック 消された記憶」の試写を観ました。ほんの少しネタバレになりますので、内容は観るまで知りたくない、という方はご注意ください。

「ブレードランナー」「トータル・リコール」「マイノリティ・リポート」に代表されるフィリップ・K・ディックの原作がスクリプトになっているということで、かなりの期待をもって臨んだのですが、引っかかりというか嫌な予感というか、懸念がない訳ではありませんでした。それは監督がジョン・ウーだということ…
「SFとミステリーが融合した全く新しい世界」と銘打ってましたが、この人、そういうの得意だったっけ? 「M:i-2」でもよかったといえば冒頭のフリークライミングのシーンとポルシェでのカーアクションのシーンだけだったしなぁ、大丈夫かいな。

予想に反することなく…SFとしても目新しい表現はなく、ミステリーとしてもストーリーに深みがなく、単なるアクション映画になっちゃってます。ユマ・サーマンのアクションもアレかと思っちゃいました。

…という訳でどうなんでしょうか、展開が予想できる単純なストーリー、ド派手なアクション、という側面で映画を楽しみたい、映画は娯楽なのサ、はたまた、ベン・アフレックが観たい、ユマ・サーマンが観たい、ジョン・ウーが好きなのサ、という方はぜひ。

しかし、この手の「謀略モノ」って、第3次産業に従事してる主人公が、最後には必ず第1次産業従事者になるんだよね。情報とかサービスは否定されるもので、手に取れるもの地に足がついたものが大切って安易な論法もどうかと思ってしまいつつ、実はそんな第1次産業への従事を夢想する僕でありました…

満足度:★★☆☆☆

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2004.02.03

映画『英雄 ~HERO<ヒーロー>~』

映画『英雄 ~HERO<ヒーロー>~』をみました。
常々、近年の始皇帝人気って織田信長のそれに近いよなぁと思っていました。ある種の残虐性から暴君と批判される一方で、乱世を制し天下統一成し遂げるその軍事的・政治的天才性に魅了もされる、そんなところに共通項があるのかもしれません。
そんな万里の長城野郎・秦の始皇帝の「伝説」を題材にした一本(もちろんフィクションでしょうが)。

英雄 ~HERO<ヒーロー>~

Amazon.co.jp
秦王のもとに、王を狙った刺客を3人殺したという無名という男が現れた。その功績を讃え、特別に謁見を許された彼は、刺客を殺した経緯を王に語りはじめる。しかし、それは多くの謎を含み、話は二転三転していく…。
『あの子を探して』『初恋が来た道』などのチャン・イーモウ監督が、中国の大スター、ジェット・リー、マギー・チャン、トニー・レオン、チャン・ツィイーを起用して作り上げた歴史ロマン。ワイヤーを多用したアクションシーンは華麗で、まるでバレエを見るようだ。また交錯するいくつかのエピソードの果てに存在する真実、そして衝撃のラストには胸を震わせる感動がある。崇高な精神を持ち、その目的を達成した主人公に敬意さえ抱かせる仕上がりは、さすがチャン・イーモウと言えるだろう。撮影は『ブエノスアイレス』などのクリストファー・ドイル。衣装は『乱』のワダエミが担当。エピソードごとに赤、青、緑と色調を変えたヴィジュアルも一見の価値あり。(斎藤 香)

始皇帝と主人公との会話と回想で構成されるストーリーは、さながら対話形式の中国の古典を読んでいるかのよう。話は少々わかりにくいのですが、回想場面ごとに赤青緑白といった原色の衣装を変化させ、展開のわかりにくさを回避し、かつ、美しい映像を生みだしています。
90分という映画としては短時間にまとめあげた点が、テンポを生み、飽きを感じさせないのかもしれません。

また、この始皇帝役がまたいい味だしてます。顔が細長くて髭をはやしている姿がステレオタイプ的信長像にそっくりですね。やはり、始皇帝=織田信長? あ、これは手前味噌的辻褄合わせになりますか。

ネタバレになりますので踏み込みませんが、個人的にはシナリオが最もすばらしいと思いました。
ただ、ハリウッド映画手法に慣れてしまった人にはつらい映画かもしれません。マトリックスを彷彿させるようなワイヤーアクションもいまひとつだし(主人公が一番、サマになっていないような…)、ストーリーも「超面白い/超つまんない」と評価が極度に二分されるのでは、と思ったりもします。
けれども、アマゾンのユーザー評価は星4つ半(2004年2月3日現在)。ふむ、みなさんお目が高い?

アジアの精神性を象徴する1本! アジア人であることを誇れる1本!? 僕の2004年のベストDVD!(ってまだ2月でしょ)

満足度:★★★★★

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